周南市の総合化学メーカートクヤマは来年度までの中期経営計画の進捗状況を報告しました。
トクヤマでは来年度までの5か年の中期経営計画の中で半導体関連の電子分野を成長分野の柱の1つに位置づけ海外市場へ積極展開を進めています。
トクヤマの横田社長はその取り組みとして半導体を製造する際に精密洗浄で使われる高純度IPAについては台湾や韓国にある製造拠点の本格稼働が今年度中には始まる見通しであることをきのう(26日)の会見で明らかにしました。
また、半導体用多結晶シリコンのマレーシアへの再進出についてはことし4月、韓国の企業との合弁会社を設立。2026年中に工場を完成させ試運転することを目指しています。
(トクヤマ 横田浩社長)
「布石は打ちましたのであとはしっかりと刈り取るお客さんの注文を勝ち取るというのがポイント」
中期経営計画の最終年度の売上高については原燃料費の高騰による商品の値上げより当初より800億円上乗せした4000億円となることとしています。
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