山口市の農業試験場跡地で計画されている「未来のまち」づくりについて県は山口大学から新たな構想を提案されていたことを明らかにし、「方向性は一致する」としました。
県と山口市は大内地区の県農業試験場跡地18.7ヘクタールに「未来のまち」を作るとして多世代が交わる集合住宅や小売店舗など4つのゾーンの導入を検討しています。
きのう(26日)の県議会で県はこの跡地利用について山口大学から人と動物のふれあいを通して幅い広い世代が幸福に生活できる「山口ウェルビーイング構想」を提案されたことを明らかにしました。
(永富 直樹総合企画部長)
「ウェルビーイングを実現する社会をつくるという考え方は農業試験場の跡地利用の検討においても、目指すまちの姿の一つとして想定しているように」「大きな方向性と一致するものと考えています」
県執行部は様々な機能を持った未来のまちを構築するにはその手法を見極める必要があるとして今後、大学と連携し、検討したいとしました。
基本計画の素案策定はことし10月としていますが、山口市が商工会議所などから中心市街地との共存を求める要望を受け「検討の時間が必要」と県に連絡しています。
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