山口県内は明け方から再び活発な雨雲が流れ込み、局地的に非常に激しい雨となったことで、再び土砂災害警戒情報が発表されました。
大雨に対する災害に厳重な警戒が必要です。
山口県内は、きのうの大雨で地盤が緩んだ状態が続く中で、今朝から再び活発な雨雲が流れ込み、土砂災害の危険度が急激に上昇しています。
現在、下関市、山口市、宇部市、萩市、美祢市に土砂災害警戒情報が発表されており、多発的な土砂災害の危険が高まっています。
梅雨前線の北上に伴い、九州方面からの活発な雨雲が今朝から県内に次々に流れ込み、下関で午前9時48分までの1時間に58ミリの非常に激しい雨を観測しました。
午前10時前の下関市内では道路が濁った水で冠水していて、側溝から水が噴き出していました。
下関市ではあちこちで一時、道路が冠水しました。
けさからの大雨で警戒レベル4の避難指示が新たに出ています。
萩市が、明木と佐々並の684世帯1334人に、宇部市が午前10時半に小野と吉部の570世帯1234人に、山口市も10時半に1万1059世帯2万2946人に避難指示を出しました。
また美祢市はきのうから全域に避難指示を出しています。
きょう夕方頃にかけては引き続き大気の状態が不安定で、度々激しい雨となるおそれがあります。
土砂災害には厳重な警戒を、また、低い土地の浸水や河川の増水、氾濫に引き続き、十分な警戒が必要です。
先週の金曜日、そしてきのうの大雨で休校となりテスト期間を直撃した高校もありました。
けさ、久しぶりの登校となった生徒は…
♪高校3年生
「(県外で)土砂崩れが起こったりとか、そういうニュースも見ていたのでなかなか集中できたかと言われたらんーって感じですかね。」
♪高校1年生
「ずっと椅子に座って勉強みたいな感じでした。」
この雨による交通機関への影響です。
JR宇部線と小野田線は始発から運転を再開していましたが、大雨のため午前10時頃から全線で運転を見合わせています。
山口線は始発から運転を見合わせていましたが、夕方以降再開する見通しです。
道路関係では下関市内の国道9号線長府外浦から壇之浦までの区間で冠水のため、午前10時から一時通行止めとなっていました。
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