午前11時23分、下関地方気象台は大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報を発表しました。
山口県では、2日夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
[気象概況]
華中から朝鮮半島を通り東日本の太平洋側にのびる梅雨前線は、次第に北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。このため、山口県では、2日夕方まで局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあります。これまでに降った大雨により地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の起こるおそれがあります。また、2日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。
[雨の実況]
降り始め(6月29日15時)から7月2日11時までの降水量
(アメダスによる速報値)
美祢市東厚保 269.0ミリ
周南市鹿野262.5ミリ
岩国市羅漢山 261.0ミリ
岩国市広瀬255.5ミリ
山口市前町253.5ミリ
[雨の予想]
2日に予想される1時間降水量は多い所で、
西部 50ミリ 中部 50ミリ 東部 30ミリ 北部 50ミリ
2日12時から3日12時までに予想される
24時間降水量は多い所で、
西部 80ミリ 中部 80ミリ 東部 80ミリ 北部 80ミリ
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。