半世紀以上続く贈り物です。岩国市でスズムシが無料で配られました。
岩国市科学センターには毎年この時期、虫かごを持った人たちが次々と集まります。
「もう10年近く。孫のために」
センターでは1973年から毎年、市民が育て寄付したスズムシを希望者に無料で配る取り組みを続けています。
まだ小さな体ですがこれから脱皮を繰り返し、盆ごろになるとメスを呼ぶためにオスがリン、リンと鳴き始めます。
(玖珂町から訪れた男性は)「夏の暑いときに涼しく感じる。夜中もいつまでも鳴いて。これはもう最高。毎年楽しみにしている」
ことしのスズムシはおよそ1万匹。
事前予約制となっていて、5日にかけておよそ120人に配られます。
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