●日本の南から夏の高気圧が張り出し 県内は真夏さながらの空模様が週末にかけて続く
●きょう5日(金)は午前は日ざし強烈 午後は所々で夕立タイプの急な雨に注意
●週末は県内で今年初の「猛暑日」もあるか!? 熱中症対策を入念に!来週は再び梅雨空に
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きょう5日(金)の県内は、朝からスカッと晴れ渡り、日ざしが力強い朝日が空に昇ってきました。
気象衛星画像を見ると、梅雨前線の雲は朝鮮半島から日本海付近まで北上しています。
日本の南で夏の高気圧が強まりつつあり、県内を含む西日本、東日本は高気圧の晴天域にしっかり入っています。
きょう5日(金)の県内は、力強い日ざしとともに、各地で日中の気温は軽く30度以上。山口や萩は33度まで上がる見込みです。日ざしが多いぶん、体感的には、数字以上に一段と身体に堪える厳しい暑さとなってきそうです。
熱中症は「危険」ランクになる所もあるなど、熱中症のリスクがかなり高い厳しい暑さとなる見込みです。
また、きょう5日(金)午前中はよく晴れて、力強い日ざしが降り注ぎますが、午後は蒸し暑さが厳しくなるにつれて、所々で入道雲が発達しやすくなり、局地的に夕立タイプのにわか雨も心配、と見込んでいます。洗濯物の外干しの際など、空模様の変化にお気を付けください。
6日(土)は、朝は曇りがちですが、日中は真夏のような強烈な日ざしが照り付けて、山口市内は最高気温が35度に届く猛暑日の可能性も。
7日(日)も晴れたり多少曇ったりの天気で、昼も夜も、いっそう体力を消耗する蒸し暑さが続きそうです。
この暑さにより、とにかく気を付けたいのが熱中症…こまめな水分補給や休憩をとる、通気性の良い服装を心がける、エアコンなども効果的に活用して、梅雨明け前の暑さに慣れきっていない体に負担をかけすぎないようにしましょう。
すでに西日本は周辺の県では熱中症警戒アラートが出ていますが、山口県でも今週末には、今年初の熱中症警戒アラートが出る可能性もあります。
熱中症は心がけ次第で予防できるものです。今週末にかけては特に、万全の健康管理を心がけていきましょう。
一方で真夏を思わせる空模様は、週末まででひと区切りで、来週になると梅雨前線が次第に南下して曇りや雨が続く日々に。特に来週半ば以降は、梅雨末期を思わせる大雨の心配もあるため、大雨への心構えも、まだ、しっかりお願いします。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)