●きょう9日(火)は山口で最高気温36.6度…一方で島根・鳥取では極端な大雨も…
●梅雨前線は日本海を徐々に南下中 あす10日(水)夜は対馬海峡付近に
●あす10日(水)日中は度々雨雲湧き上がる天気
11日(木)にかけては一気に雨の激しさ増し 警報級の大雨のおそれ
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きょう9日(火)の県内は、やや雲が目立つ時間もありましたが、日ざしが出た時間も多く、最高気温が山口市内で36.6度、防府や宇部も35度に達する猛暑日を観測しました。この猛暑日観測の3か所は、いずれも今年一番の暑さでもありました。
一方、猛暑は大雨と表裏一体で、きょう9日(火)は山陰沖で活発な雨雲が連なり、島根県松江市や鳥取県境港市で、3時間の間に100ミリを超える極端な大雨を観測し、急激な大雨による浸水害などが相次いでいます。
梅雨前線は日本海から徐々に南下しつつあり、このあともじわじわ南下し、あす10日(水)夜には対馬海峡付近に横たわる形となる見込みです。前線の南下とともに、これからは県内でも、猛暑から大雨に警戒のモードに切り替わっていきます。
あす10日(水)の県内は、日中のうちは、前線に向かう湿った空気の影響で、度々雨雲が湧きあがりやすい不安定な空模様。この雨は、気まぐれに度々降る、というイメージですが、
夜からは次第に前線本体の一段と活発な雨雲が流れ込み、11日(木)にかけて一気に雨の激しさが増していくおそれがあります。
きょうの島根、鳥取のような短時間で急な極端な大雨になると一気に災害の危険が高まり、警戒レベル3、警報級の大雨から、場合によっては警戒レベル4、今月初めの時と同じような危険な状況となる心配もあります。
この見通しを踏まえ、あす日中までに改めて、大雨への心構え、緊張感を高めて頂きたいと思います。
あす10日(水)の県内は、梅雨空復活…雨傘の出番です。日中から度々急な雨、雷などにも注意が必要な不安定な天気で、夜ほど日本海側中心に、やや激しさが増す雨となる所もあるでしょう。今夜も寝苦しさは続き、朝の最低気温で25度を下回らない熱帯夜の所が多数ありそうです。日中は、曇りや雨となるぶん、気温上昇は控えめも、各地で30度前後までは上がりそうです。
木曜日はに一段と激しい雨となり、急激に警報級、災害発生の心配も高まる大雨となるおそれがあります。その後も、金曜日、さらに週末からの3連休にかけて、時折小康状態は挟みつつも、度々雨がまとまりやすく、積み重なる雨により、災害の危険が高い状態が続く心配もあります。梅雨末期、一段と防災意識を高めて、無事に大雨を乗り越えていきましょう。
なお、来週後半は、夏空拡大の兆しが見えてきています。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)