梅雨前線などの影響で、山口県では深夜から未明にかけて100ミリの猛烈な雨が降り、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地への浸水の危険度が高くなっているところがあります。
土砂災害警戒情報が発表された下関市や宇部市、山口市、美祢市、周南市、山陽小野田市の6つの市は警戒レベル4の避難指示を発令しています。
午前2時前の周南市の映像です。
雷が絶え間なく鳴り響き、周南市遠石の交差点では道路が冠水していました。
下関市では、午前1時ころ菊川付近と下関付近で、いずれもレーダーによる解析でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し安全確保を呼び掛けました。
(記者)
「午後7時の山口市です。粒の大きい雨が地面をたたきつけるように降っています」
県内では、これまで下関市で午前1時37分までの1時間に85.5ミリ、下関市豊田では64ミリ(0:47)、美祢市東厚保では62.5ミリ(1:25)の激しい雨を観測しています。
現在、県内では6つの市で警戒レベル4の避難指示が出ています。
下関市は木屋川と粟野川の浸水想定区域と全域の土砂災害警戒区域の2万196世帯、
宇部市は一部地域の2452世帯、
山口市は土砂災害警戒区域の1万3041世帯、
美祢市は全域の1万522世帯、
周南市は一部地域の5783世帯、
山陽小野田市は全域の1万7835世帯に
警戒レベル4の避難指示を発令しています。
午前5時現在、県内では氾濫危険水位を超えている河川があります。
引き続き、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地への浸水に厳重に警戒してください。
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