14日午前10時48分、福岡管区気象台は大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報を発表しました。
対馬海峡に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、九州北部地方では、15日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。
[雨の実況]
降り始めからの降水量(10日3時~14日10時)
■山口県
下関市竹崎 249.5ミリ
岩国市広瀬 225.5ミリ
山口市前町 216.5ミリ
■福岡県
添田町野田 134.0ミリ
柳川 128.5ミリ
小倉南区東谷 120.5ミリ
■大分県
日田市椿ヶ鼻 147.0ミリ
杵築 109.5ミリ
国東市国見 101.5ミリ
■佐賀県
嬉野 192.0ミリ
佐賀空港 121.0ミリ
佐賀市北山 114,5ミリ
■熊本県
五木 249.0ミリ
水俣 241.5ミリ
山江 230.0ミリ
■長崎県
五島市木場町 290.0ミリ
福江空港 282.5ミリ
雲仙岳 229.0ミリ
[雨の予想]
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
■山口県 50ミリ
■福岡県 60ミリ
■佐賀県 60ミリ
■長崎県 60ミリ
■大分県 60ミリ
■熊本県 60ミリ
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
■山口県 40ミリ
■福岡県 40ミリ
■佐賀県 40ミリ
■長崎県 40ミリ
■大分県 20ミリ
■熊本県 20ミリ
14日12時から15日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
■山口県 180ミリ
■福岡県 200ミリ
■佐賀県 200ミリ
■長崎県 250ミリ
■大分県 180ミリ
■熊本県 180ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。