午前5時36分、下関地方気象台は大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報を発表しました。
山口県では、引き続き15日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。15日夕方にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
[気象概況]
対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。このため山口県では、15日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。雨雲が現在の予想以上に発達した場合、大雨警報を発表する可能性があります。また、15日夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。
[雨の実況]
降り始め(10日08時)から15日05時までの降水量(アメダスによる速報値)
下関市竹崎 275.5ミリ岩国市広瀬 258.0ミリ山口市前町 244.0ミリ
[雨の予想]
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
西部 40ミリ中部 40ミリ東部 40ミリ北部 40ミリ
15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
西部 80ミリ中部 80ミリ東部 80ミリ北部 80ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
[防災事項]
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、15日11時30分頃に発表する予定です。