防衛省は、岩国基地にアメリカ海軍のオスプレイと最新鋭ステルス戦闘機F35Cを年内に配備する計画を岩国市に伝えました。
両機種とも、日本国内では初の配備となります。
15日午前、松本尚防衛政務官らが岩国市役所で説明しました。
岩国基地を拠点とするアメリカ軍の空母艦載機部隊に、CMV22オスプレイとF35C戦闘機を年内に配備する計画で、岩国基地にオスプレイが配備されるのは初めてとなります。
国はCMV22について、去年、墜落事故を起こしたアメリカ空軍のオスプレイと「機体の構造や基本性能が同一である」とし、次のように述べました。
(松本防衛政務官)
「防衛省としては、オスプレイの安全性に問題はないと考えている」
CMV22オスプレイはC2A輸送機の、F35CはFA18スーパーホーネットの機種更新で、いずれも日本国内の基地では初めての配備となります。
国の説明では、F35Cの騒音は、離陸時はFA18とほぼ同じ、着陸時は11dBほど低いとしています。
配備される具体的な機数は明らかにされていません。
福田市長は、F35Cがこれまでに日本国内に飛来したことがない機種であることから、実際に機体を視察する機会を国に求めました。
(福田岩国市長)
「機体の安全性、岩国での運用、様々な観点から、県と共に(国に)文書照会をする。その回答や、議会の意見も踏まえ、市としての総合的な判断をしていくことになる」
岩国市議会は8月に全員協議会を開き、国から詳しい説明を受ける予定です。
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