全国で初めての取り組みです。
医療機関がなかった周南市の和田地区できょう、郵便局を活用した診療所が開所しました。
診療所が設置されたのは周南市和田地区にある高瀬郵便局内です。
医師による対面診療やオンライン診療を受けることができます。
周南市によりますとこの地区の人口は1044人。(6月末現在)65歳以上はおよそ600人と50%を上回っています。
しかし、唯一の医療機関だった長沼医院が2016年閉院し住民は、これまで市街地にある病院まで通わないといけない状況が続いていました。
(和田地区の住民)
「バスで40分かかります」
「バスがあんまり回数がないから不便です」
この度、日本郵便から郵便局内の空きスペースを活用してはと市に提案があり今回の診療所の設置に至りました。
診療を行うのは長沼医院の元院長の孫で市内の鹿野診療所に勤めている長沼恵滋医師です。
(長沼恵滋医師)
「ここ(和田地区)にいずれかかわりたいと思っていたので日本郵便と協調してできるようになったのは思ったより自分の夢が早く叶った」
診療は毎月第3火曜日に対面診療。それ以外の火曜日にオンライン診療を実施。
診療後にオンラインで薬局からの服薬指導を受けると翌日には自宅に薬が届くことになっています。
(地元の住民)
「薬もらいに月に1回は医者に行っているがここまでくればいいので極端にいえば歩いてこれる」
診療は来週からできょうから予約の受付が始まっています。
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