死因が明らかでない変死体などの検査を長年にわたって行ってきた防府市の医師の男性に警察から感謝状が贈呈されました。
感謝状が贈られたのは、防府市にある周防医院の周防 拡院長67歳です。
周防院長は2009年の4月から警察活動協力医として死因が明らかでない死体の検査を 診察の合間など昼夜問わず行い、15年間でおよそ700件の検査を行いました。
警察によりますと去年の県内の変死体の取り扱いはおよそ2400件で、その多くが自宅で一人で亡くなっていたということです。
(周防 拡院長)
「(亡くなった方の)生きてきた尊厳を大事にしたいという気持ちがあって、これからも私の体が続く限りは協力を惜しまずやっていこうと思っている。」
現在、警察活動協力医は県内に111人いて、変死体の検査や警察官の健康診断などを行っています。
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