全線運休となって1年が過ぎたJR美祢線。
JRが設置を提案していた持続可能性などを検討する「新たな部会」について、村岡知事は受け入れると表明しました。
(村岡知事)
「運休から1年以上経過し、地域住民や観光客が代行バスで不便な移動を余儀なくされている現状。
復旧の議論を前に進めるため、新たな部会の設置提案を受け入れる」
JR美祢線は去年の大雨で被災し、全線運休になっています。
JR西日本は「単独での持続的運行は困難」との判断を示し、沿線自治体などでつくる利用促進協議会の中で公共交通の在り方などを議論する「新たな部会」の設置を提案していました。
県はこれまで、「復旧と存廃は分けて考えるべき」との立場でしたが、議論は平行線をたどったままで、このたび、沿線の3市が新たな部会を了承したことから、県も受け入れた形です。
(村岡知事)
「被災した鉄道が復旧されないまま(あり方の)議論が始まっていくのは忸怩たる思いある。
復旧という選択肢とそれ以外をテーブルに載せるのは避けられない状況」
新たな部会の設置は今月30日、協議会の臨時総会で加盟16団体による多数決で決まることになっています。
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