7月20日から始まる山口市の伝統行事「山口祇園祭」。
祭で奉納する舞の練習に励む小学生を取材しました。
夏の訪れを告げる西の京の風物詩「山口祇園祭」。
およそ600年にわたり続く八坂神社の祭りで、神輿や様々な舞がまちを彩ります。
祭りで奉納される舞のひとつが「浦安の舞」。
本番に向け小学生の舞姫が練習に励んでいます。
夕方、八坂神社に4人が集います。
5月から稽古に励んでいて、祭りまで1週間を切ったこの日は初めて本番と同じ衣装をまといました。
(齋藤 彩歌さん)
「ちょっとだけドキドキしている。こんなにたくさん着たのが初めて」
齋藤彩歌さん。
挑戦することが大好き、好奇心旺盛な女の子です。
(彩歌さん)
「(習い事は)バレエ、ピアノ、歌、そろばん、 英語、 習字、工作教室」
舞姫を募る広告を偶然目にし、心に火が付いたと話します。
(彩歌さん)
「舞台に出るのとか踊るのが好きだから参加したいと思った」
齋藤さんたちが練習をする浦安の舞は平和への祈りが込められた神楽舞です。
八坂神社ではこれまで4人の舞姫を地元の小学校から募っていましたが、少子化や担い手不足などを背景にことしは広く募集をかけました。
齋藤さんをはじめ、4人中3人は別の小学校の出身です。
( 子どもたちを指導・細井 佐知子さん)
「良かったと思いました。4人揃って。今年も奉納できるというのと、子どもたちが一生懸命している姿を見て、神さまはよろこんでいただけるのかなと思います」
本番さながらの初稽古。
何度も練習を重ねました。
「不安なところは大丈夫?」「立つところをやりたい」
みんなの願いで、もう少し練習を続けることにしました。
(彩歌さん)
「家で復習をしたりして緊張せずにリラックスしてできたら」
本番に向け練習に励む舞姫たち。
山口祇園祭は7月20日から始まります。
浦安の舞は7月20日から27日にかけ八坂神社や御旅所などで4回奉納されます。
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