SNSを通じた詐欺の被害を未然に防いだとして下関市の郵便局員に警察から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは下関上田中四郵便局の白澤京子さんです。
警察によりますと6月6日、白澤さんが勤務する郵便局に40代の女性が訪れました。
女性は窓口でメモを書いた紙と携帯電話を頻繁に確認しながら振り込み手続きをしようとしていたため、白澤さんが理由を尋ねるとカード会員に登録するためなどと話したということです。
また、振り込み先が存在しない銀行だったことや口座の名義が個人だったことから、不審に思った白澤さんが警察に通報し被害を未然に防ぎました。
警察によりますと女性は「SNSで好きなアーティストに友達追加された」などと話しており、SNS型の投資・ロマンス詐欺に発展する可能性があったということです。
(下関上田中四郵便局・白澤京子さん)「お客さんが被害に遭わなかったのが一番よかった。警察からチラシが回ってきたり、連絡があったりしているので私たちもより一層気を付けていく。」
県内では6月末までにSNSを通じた投資・ロマンス詐欺の被害が58件発生し、被害額はおよそ4億7500万円となっています。
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