美祢市の酒蔵・大嶺酒造が事業所を増設することになり、きょう(24日)美祢市役所で調印式が行われました。
調印式には大嶺酒造の秋山剛志社長と美祢市の篠田市長が出席しました。
大嶺酒造は休眠状態の酒蔵を2010年に復活させ、去年、「SAKE COMPETITI ON2023」の純米大吟醸酒部門で1位を獲得するなど、新進気鋭の作り手として知られています。
(秋山社長)「美祢市から世界へという意気込みで貢献したい。」
増設計画では美祢市秋芳地区別府の事業所を増設し、日本酒の生産量を増加させるとともに、研究開発機能なども持たせるなどとしています。
現在720ミリリットル瓶換算で35万本を生産していますが、最大で3倍の生産力を持つことになります。
また自社独自の酵母を開発するなど、ブランド力をさらに高めたいということです。
大嶺酒造の酒造りの特長は名水として知られる「別府弁天池」の水を使っていることにあります。
(秋山社長)「お米の特性を生かすのに、美祢の水はすごくキーになってまして、カルシウムの高い軟水という不思議な日本ではなかなかない水。美祢に酒蔵があることをすごく誇りに思っています。」
投資額は16億円で、今年12月に操業予定ということです。
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