大雨による被害で全線運休となって1年が過ぎたJR美祢線。
利用促進協議会の臨時総会が開かれ、路線の持続可能性などを検討する「新たな部会」の設置が決まりました。
(JR美祢線利用促進協議会 篠田 洋司 会長)
「新たに復旧検討部会を設置することとなります」
「新たな部会」の設置は美祢線周辺の自治体などで作る利用促進協議会の臨時総会で出席した委員15名の全会一致で決まりました。
名称は「復旧検討部会」とされ、沿線の、山陽小野田市、美祢市、長門市の3市や県、JRなどで構成される予定です。
交通の早期復旧に向け、鉄道による復旧と鉄道以外の輸送体系による復旧の2つの可能性を利便性やコスト、災害耐性などの観点から調査・検討します。
JR西日本は美祢線について「単独での復旧や持続的運行は困難」との判断を示し、公共交通の在り方などを議論できる「新たな部会」の設置を提案していました。
(JR西日本 中国統括本部広岡研二広島支社長)
「輸送手段は鉄道がベストなのか他の手段が便利なのかそういったことを比較しながら地域にふさわしい公共交通を地域の方々と一緒に議論したい」
(JR美祢線利用促進協議会 篠田 洋司 会長)
「JRと一緒になって地域公共交通のあり方を鉄路を中心としてご協力いただきたいというのが 本心」
部会の開催日などはまだ決まっていませんが、地元・JR共に早急に取り組みたいとしています。
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