●太平洋高気圧が西日本方面中心に勢力拡大中 さらに大陸方面からも非常に熱い空気流入へ
●8月初めは最高気温が38度前後まで上がる所も 県内の最高気温記録を塗り替えるか!?
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日々、体力を消耗し続ける暑さが続く県内…まず朝晩でも昼間の熱気が残る所が多く、きょう31日(水)は最低気温で27~28度の「スーパー熱帯夜」といえるような蒸し暑さの所も。そして日中の気温は、玖珂で今年一番の暑さ37.5度を筆頭に、35度以上の猛暑日も続々となりました。
昼も夜も入念な熱中症対策は欠かせない日々です。水分補給は、朝起きた時から夜、寝る前までタイマーも活用しながら、こまめに、定期的に必ず行う、エアコンの適切な活用などを心がけながら、体調管理に十分気を付けていきましょう。
そんな猛烈な暑さをもたらす夏の高気圧・太平洋高気圧は今、日本付近、特に西日本方面中心に一段とパワーを強めつつあります。
また、あすからの8月の始まりは、大陸方面で強い日ざしにより非常に熱くなった空気が、西日本方面へ覆いかぶさるように流れ込んでいく見通しです。
この大陸からの「熱波」が加わることで、これから週末頃にかけては、山口や広瀬では、最高気温が38度前後~39度もありえるかも、という見通しです。
県内での最高気温の記録である38.8度を塗り替えるかもしれない、過去に経験のない猛烈な暑さのおそれがあることを踏まえて、もう1段階、さらに上の熱中症対策の心構えで健康第一で乗り切りましょう。
あす8月1日(木)は、引き続き灼熱の太陽が主役の空で、猛暑も止まりません。朝の気温で25度前後から、下関では28度の予想。日中の気温は広く35度は超えて、山口や岩国は37度、広瀬は38度と、いっそう猛烈な暑さとなります。
熱中症警戒アラートは、あす1日(木)で12日連続…命にも関わる危険な暑さ、と心得て、しっかり身を守る対策を、入念にお願いします。
週末にかけて、山口市内では予想最高気温が38度と、猛暑の記録更新もありそうな、尋常ではない暑さに十分な警戒をお願いします。来週は、一時夕立など天気不安定の可能性もありますが、それでも連日、最高気温35度以上の、日々体力を消耗し続ける暑さは、まだまだ当分続く見通しです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)