令和の大改修が進む山口市の国宝=瑠璃光寺五重塔。
工事の費用を募る3期目のクラウドファンディングが1日から始まるのを前に住職が支援を呼びかけました。
(瑠璃光寺 渡邉 博志住職)
「五重塔を守っていくことが非常に大事なことだということ次世代に残せるように皆さんと一緒に力を合わせて守っていければ」
瑠璃光寺五重塔は室町時代の1442年に建立され日本三名塔の1つに数えられる国宝ですが、経年劣化や台風などにより檜皮葺の屋根の痛みが進んでいて去年から葺き替え工事が行われています。
現在は上から3層の葺き替えがひと段落し、2層目の葺き替えが行われています。
総工費は7億6000万円程かかるとみられそのうち9割は国などから補助金が出る見通しです。しかし、五重塔は拝観料を取っていないこともあり、残りの1割を瑠璃光寺と檀家だけでは対応できないとしてクラウドファンディングをこれまでに2度実施。合わせて1230万円程が集まっています。
(瑠璃光寺 渡邉 博志住職)
「新しく生まれ変わる五重塔を期待してご覧になっていただけから」
3期目の募集は8月1日からクラウドファンディングサイト「アイデアマーケット」で11月末まで行われます。
返礼品として檜皮チップ入りのお守りなどが用意されています。
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