●きょう19日(月)最高気温35度以上の猛暑日が 広瀬や玖珂で23日連続、山口で22日連続でストップ
●豊後水道から湿った空気が県内に流入中 台風9号が東シナ海を北上で県内は湿った空気流入続く
●今後もしばらくはムシムシした暑さが厳しい日々 度々急な雷雨など不安定な天気も注意
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これまで連日、ギラギラ太陽が主役の空が続いていましたが、きょう19日(月)は中部東部を中心に雲多めで日ざしが遮られ、気温上昇もやや抑えられました。最高気温35度以上の猛暑日が、広瀬や玖珂で23日連続、山口で22日連続で途切れる形に。ただ、日本海側の須佐では日ざしが多く、猛暑日となりました。
ギラギラした日ざしを遮った雲は、九州と四国の間、豊後水道から流れ込んできた湿った空気の影響によるものです。九州や四国では活発な雨雲が発生し、県内にもまばらな形で周防灘方面から少し雨雲が流れ込んできている所があります。
この豊後水道からの湿った空気は、九州付近で発生した熱帯低気圧、そしてさらに元をたどると、今朝発生した沖縄、先島諸島付近の台風9号に行き着きます。
この台風は、あまり発達はせず、このあとは東シナ海をほぼ真っすぐ北上し、県内に直接、影響する雰囲気ではありませんが、東シナ海を台風が北上する間も西日本には南から湿った空気が流れ込みやすい状態が続きます。
今夜~あす20日(火)も県内は、中部、東部ほど豊後水道からの湿った空気の影響で雲が多く、度々にわか雨や雷への注意も必要となりそうです。
一方で日本海側ほど雲多めながら晴れ間が出る時間もありそうです。日ざしが届く所ほど、最高気温35度以上の猛暑日にはなりそうですし、猛暑日にならなくても、湿気の多い空気に包まれて身体に堪える蒸し暑さは続くので、健康管理、熱中症対策は引き続き入念にお願いします。
この先はしばらく天気不安定な日々で、雲が目立ち、度々気まぐれな雨の可能性もあります。しかし、一気に大地を冷やすほどのまとまった雨は、まだ当分はなく、日ざしがしっかり届く時間が多いと最高気温35度に届く猛暑日になる日もあるなど、体力を奪い続ける厳しい蒸し暑さは、まだ当分、続きそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)