●台風9号は東シナ海を北上。今後発達の兆しはなく、県内への直接的な影響はないが、台風によって南から運ばれてくる雨雲や湿った空気が、県内に流れ込みやすくなる予想
●この先、県中部を中心に湿った空気が流れ込みやすい状況に。局地的に雷を伴って、激しく降る可能性も
●雨が降る内陸でも猛暑日となる予想。日ざしは控えめでも、しっかり熱中症対策を
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台風9号は現在、東シナ海を北上しています。
今後発達の兆しはなく、朝鮮半島の西側を通って大陸方面へと進む見通しです。
県内への直接的な影響はないと見込んでいますが、台風によって南から運ばれてくる雨雲や湿った空気が、県内に流れ込みやすくなります。
県内では、九州と四国の間の豊後水道を通って、湿った空気が流れ込みやすく、特に県中部を中心に雨雲の発達しやすい状況が続きそうです。局地的には雷を伴って、激しく降る可能性もあります。
なお、日ざし控えめですが、南からの暖かい空気が流れ込むことで気温は高く、日本海側など日が差す時間もあることで、萩や山口市では最高気温が35度。その他の各地でも35度に迫る気温となり、きのう19日(月)よりさらに蒸し暑い一日となる予想です。
あす21日(水)はしっかり日ざしが届きそうです。その後、気圧の谷や低気圧が接近する影響で、しばらく雲が目立ち、度々気まぐれな雨の可能性もあります。日ざしがしっかり届く時間が多いと、最高気温は35度に届く猛暑日になる日もあるなど、厳しい蒸し暑さはまだ当分続きそうです。
熱中症情報です。県内は熱中症警戒アラートが発表されています。日ざしは控えめですが、しっかり熱中症対策を行っていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)