遺産相続のウソの話を発端に周南市の男性が現金と電子マネーの利用権あわせておよそ1200万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。
被害にあったのは、周南市に住む20代の会社員の男性です。
警察によりますと6月10日、男性に海外銀行の役員を名乗る人物から「投資家が家族と一緒に亡くなった」「投資家には親族がいないので、 近親者としてあなたを推薦する」などと英語のメールが届いたということです。
話を信じた男性は、遺産相続の法廷費用と着手金の名目で現金と電子マネーの利用権、あわせておよそ1200万円分をだまし取られました。
やりとりの中で男性は「為替ルートの変動で追加費用が必要」などと言われ、6月12日から7月17日まで、指定された銀行口座に9回、電子決算サービスの送金先に2回振り込んだということです。
投資家は、男性と苗字が同じで面識はなかったということです。
警察は、電話やSNSでお金を要求するのは詐欺の手口として注意を呼びかけています。