江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した朝鮮通信使の復元船が21日、下関に入港しました。
正午すぎ、関門海峡に姿を見せたのが朝鮮通信使の復元船です。
朝鮮通信使の船が下関にやってくるのは260年ぶりです。
船は全長34メートル幅9.3メートルの木造船で6年前(2018年)韓国の国立海洋遺産研究所が21億5千万ウォン=日本円にしておよそ2億円かけて復元しました。
復元船は今月24日から二日間開催される「馬関まつり」に参加するため先月末(7月)韓国の釜山港を出港し、長崎県の対馬や福岡県の相島などにも寄港しました。
「馬関まつり」では2004年から朝鮮通信使行列が下関市、釜山市の両市民によって再現されていて、ことしが20周年の節目にあたることから復元船の来航が企画されました。
下関は朝鮮通信使が初めて本州に上陸した場所で江戸時代に11回寄港しています。
今月24日には船の入港を歓迎するセレモニーが行われる予定です。
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