西アフリカのガーナで学校保健の充実などに向け活動した青年海外協力隊員がきょう、県庁で活動報告をしました。
県庁で活動報告をしたのは養護教諭の内方千恵さんです。
内方さんは先月(7月)末までの2年間、ガーナで学校内の保健室の整備、普及や知識の向上に向けて活動しました。
期間中、トイレの近くに簡易的な手洗い場を設置するなどしましたが大変なことも多かったといいます。
(内方さん)
「保健室がない学校で部屋はあるから保健室を作ろうと言ってもらったが中々できなかったり、ベッド、救急物品が手に入らない」
開発途上国の人たちの役に立ちたいと高校生のときから青年海外協力隊に憧れていたという内方さん、来月(9月)から、再び県内の中学校の養護教諭として勤務します。
(内方さん)
「自分の経験をいっぱいいっぱい増やすことが彼ら(子どもたち)の未来につながるということを知ってもらいたい。(自分の思いを)とどめないで外に出すことが大事だということを伝えていきたい」
現在、山口県からは11人の隊員が10か国で野球の指導や公衆衛生などの分野で活動しています。
この記事の動画はこちらから再生できます