●この週末はより大気の状態が不安定に。あちらこちらで雨雲が発達しやすく、夕立タイプの強い雨の降るおそれも
●台風10号はさらに「強い」勢力へと発達をしながら北上し、来週27日(火)ごろに四国沖付近へ、その後進路は北北東に変わり、近畿地方へと進む予想
●予想よりも進路が西に傾いてくると、県内でもより雨風の影響が大きくなるおそれも
●万が一の為、避難用具や避難経路の確認など、台風への対策は今のうちから出来る限り進めて下さい。
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きょう23日(金)はしっかり日ざしが届きましたが、午後から大気の状態が不安定になり、西部や北部を中心に雨雲が発達し、雨の降る時間もありました。
今週は大気の不安定な状態がずっと続いていましたが、この週末はより不安定となる見込みで、雲の目立つ空模様となりそうです。あちらこちらで雨雲が発達しやすく、夕立タイプの強い雨の降るおそれがあります。あす24日(土)、あさって25日(日)ともに急な空模様の変化にご注意下さい。
一方で、現在発生している台風10号は、ゆっくりとした速度で北上を続けています。
この先、さらに「強い」勢力へと発達をしながら北上し、来週27日(火)ごろに四国沖付近へ、その後進路は北北東に変わり、近畿地方へと進む予想です。
今の段階では、来週27日(火)の夜から28日(水)のはじめ頃にかけて、四国沖や紀伊半島付近で雨風が最も強まる予想ですが、県内には台風からの湿った空気が流れ込むため、来週は不安定な天気が続く予想です。
また予想よりも進路が西に傾いてくると、県内でもより雨風の影響が大きくなると見込んでいます。
柔軟な予定の変更も視野に入れながら、避難用具や避難経路の確認など、万が一の為台風への対策は今のうちから出来る限り進めて下さい。
県内には湿った空気が充満しているため、朝から雲の目立つ空模様となりそうです。大気の状態が不安定で、内陸や山間部、日本海側を中心に、夕立タイプの強い雨や雷が発生する可能性があります。
日ざしは控えめですが、最高気温は35度に迫るところが多く、湿度が高いためかなり蒸し暑くなりそうです。
あさって25日(日)は、より大気の状態が不安定になり、あちらこちらで雨雲が発達しやすくなりそうです。場合によっては雷も発生するおそれがあるため、雷雲が接近してきたらすぐに室内など、安全な場所へ移動する心構えをお願いします。
日中の最高気温は、各地で30度を超え、引き続き蒸し暑くなりそうです。入念な水分補給を行いましょう。
週明け26日(月)からも、度々雨の降るタイミングがあり、接近してくる台風10号の進路次第では、より一層雨や風が強くなるおそれがあります。連日の雨で猛烈な暑さは和らぎますが、それでも最高気温は33度前後まで上がる見込みで、来週もまだしばらく蒸し暑い日々は続きそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)