●きょう23日(金)も熱中症警戒アラート発表中 猛暑の一方で午後は日本海側ほど急な雷雨も注意
●台風10号は強い勢力で北上 来週火~水曜日頃に日本列島縦断のおそれ
●週末は段階的に大気の不安定度が増す 来週は台風の動きによっては火曜頃を中心に強まる雨風の心配も
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8月下旬になっても、なかなか猛暑が収まらない県内…元台風9号の低気圧が日本海北部へ進んでいて、県内は、この低気圧に向かって南から亜熱帯の空気が送り込まれる流れが、きょう23日(金)も続きそうです。
これにより、きょう23日(金)も最高気温35度以上の猛暑日が続出する、猛烈な暑さが止まらない予想です。きょうも「熱中症警戒アラート」が県内に出ています。まずは体調管理を第一に考えた生活をしっかり、お願いします。
また、日中は強い日ざしが照りつけるところが多くなりそうですが、暑さが厳しくなるほど入道雲が一気に成長しやすく、夕立タイプの急な雨、雷にも注意が必要です。特に西部、北部、日本海側中心に、やや雲が発達しやすい場所が多くなる可能性があります。午後は雲行きの変化に十分お気を付けください。
そして今後、心配なのが日本の南で発生している台風10号の今後の動向です。しっかり雲がまとまりつつあり、暴風域を伴う勢力に発達してきました。
今後は「強い」勢力へと、さらに発達していきながら四国の南の海上に進んだあと、来週火~水曜日頃に日本列島を縦断する可能性が高まっています。近畿方面あたりに進む可能性が最も高い、とみられるものの、少し西寄りに進路を取れば、県内にも大きな影響を及ぼす可能性も十分考えられる状況です。
風で飛びやすい物の片付けや台風接近時の予定を柔軟に変更出来るよう準備するなど、普段の台風シーズンに向けた出来る備えなどは進めていくなど、今後の台風情報に注意しながら、心構えを高めておきましょう。
県内は、今週末以降は、次第に湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすくなってきます。週末は、土曜日、日曜日と段階的に大気の不安定度が増して、あちらこちらで急な激しい雨、雷雨が心配な天気に。来週は台風10号の動きによっては、火曜日頃を中心にまとまった雨や強まる風もあるかもしれません。天気がぐずつくと猛暑は少し和らぎますが、それでも厳しい蒸し暑さはまだ当分続きそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)