柳井市はアクアヒルやないの温浴施設で、ことし1月に行われていた水質検査で基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたにもかかわらず保健所に連絡することなく営業を続けていたと発表しました。
柳井市によりますとアクアヒルやないでは、ことし1月に実施した温浴施設の水質検査で基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたということです。(10CFU/100ml)
しかし、この事実を施設の指定管理者のミズノスポーツサービスが施設を営業する市に報告しなかったため、法律で義務つけられている保健所への報告が行われなったということです。
ミズノスポーツサービスは「検出されたレジオネラ属菌が基準値の差がわずかだったため再検査で検出されなければ問題ないと認識していた」と説明しているということです。
その後の検査でレジオネラ属菌が検出されなかったため、アクアヒルやないは営業を継続しています。
柳井市は「指定管理者と市の連携不足、報告チェック体制の不備によるもので管理体制の見直し、指定管理者への指導を一層強化する」とコメントしています。
この施設の利用に起因すると考えられる体調不良者や感染症の報告は確認されていないということです。