アメリカ軍岩国基地にオスプレイとF35Cを配備する計画で、岩国市議会の全員協議会が開かれました。
議員からは計画に理解を示す声が多くあがっています。
市議会全員協議会には、防衛省や外務省の担当者らが出席、計画を説明しました。
アメリカ軍は岩国基地に配備されている空母艦載機のうちC2輸送機をCMV22オスプレイに、FA18スーパーホーネットの4部隊のうち1部隊をF35Cにそれぞれ機種更新させるとしています。
全員協議会では9つの会派の代表者が機体の安全性などを質すとともに会派としての考えを示しました。
(憲政会)「市民の安心安全を脅かすようなことがないようこの場でしっかりとお願いをする。」
(志政いわくに)「目的趣旨は理解できるものであり、決して反対をするものではない。」
(リベラル岩国)「(オスプレイは)ひとたびバランスを崩せばどこに墜落するかわからないリスクがあります。」
9つの会派のうち、7つの会派が計画に一定の理解を示しています。
県と岩国市は22日、今回の機種更新は「基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えるものではない」との見解を示しています。
(岩国市・福田市長)「総合的に私なりの判断をさせてもらいたいと思っているので、今日の議会のやりとりは大変貴重な意見として拝聴した。」
福田市長は来週開会する市議会定例会の中で、配備計画を受け入れるかどうか表明するものとみられます。
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