周防大島町に群生するニホンアワサンゴを通して、自然の大切さを学ぶ講座が、25日、周防大島町で開かれました。
日本最大級のニホンアワサンゴの群生地、周防大島町地家室地区で開かれた講座には親子8組が参加しました。
講師を務めたのは長年、二ホンアワサンゴの調査や保護活動に取り組む藤本正明さんです。
(藤本正明さん)
「大きくなった時に地球がどうなるのか。そんなことも考えて今の生活を送ってもらいたいと思います」
藤本さんは、アワサンゴが水温10度~27度の海が好きなことや、地球温暖化による水温の上昇によって、いま水面近くのアワサンゴの元気がなくっていることなどを説明しました。
(山口市から)
「アワサンゴを見るのは初めてです。めっちゃもじゃもじゃしている」
(岩国市から)
「光っていたり、いっぱい伸びたり縮んだりしていてすごかった。森の環境を守ることが海の環境に繋がると知りました」
藤本さんによりますと、数日前に地家室沖でニホンアワサンゴの幼生(受精卵)が確認されていて、9月にも産卵が見込まれているということです。
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