災害時に向けた全国で初めての連携です。
災害時に宇部市と美祢市をつなぐ企業所有の専用道路を警察車両が通行できる協定が27日、締結されました。
この協定は、27日、県警察本部とUBE三菱セメントの宇部セメント工場が結んだものです。
通行ができるようになったのはUBE三菱セメントが所有する宇部伊佐専用道路です。
宇部市から美祢市のおよそ32キロをつなぐ日本一長い私道で、通常は、セメント原料の輸送などに使われています。
協定では、災害によって県内の高速道路や一般道路が通れなくなった場合、警察車両がこの道を通行できることなどが規定されていて、去年6月末からの美祢市の豪雨災害などを受け締結に至りました。
(UBE三菱セメント株式会社 村山亮一宇部セメント工場長)
「地域の皆様に支援をいただいている工場として、何かできないか強く意識していました。地域社会における危機管理の一役を担うこととなり、身が引き締まる思いであります」
(県警警備部 坂本英治部長)
「協定締結に至ったことは災害対策の強化に大いに寄するものと思います。」
災害時に私道の通行を許可する協定の締結は、全国で初めてだということです。
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