米や大豆、果実を餌にし、害を及ぼすカメムシがことし、平年より多く発生しているとして県は、防除を徹底するよう呼びかけています。
県農林総合技術センターによりますと、水稲、大豆、果樹に害を及ぼすカメムシ類がいずれも平年より増加傾向にあり、今後も増加し続けることが予想されるということです。
県内3か所で行っている捕獲調査では、先月上旬から今月上旬にかけてのカメムシの捕獲数は水稲、大豆のカメムシ類が平年のおよそ2倍以上、果樹のカメムシ類はおよそ10倍に増えているということです。
果樹カメムシ類はことし4月には注意報が発令されていましたが、本来エサとしている夏場のスギやヒノキの果実の量がことしは少なかったため、いまの時期も果樹園へ飛んできていると予想されています。
作物により、害となるカメムシの種類は異なるため、それぞれの作物に合わせた防除の徹底を行う必要があるということです。
対策方法や防除薬剤の詳しい情報は県農林総合技術センターのHPに記載されています。
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