おととしサルによる多くの人的被害が出た山口市小郡で、再びサルの目撃が相次いでいます。
今月28日の午後、山口市小郡新町で小学生の女の子が子ザルに追いかけられました。付近では今月26日から3日続けてサルが目撃されていて、警察が注意を呼びかけています。
■子ザルが出没…
山口南警察署によりますと、今月28日の午後3時20分ごろ、山口市小郡新町2丁目付近の路上で、母親と帰宅して いた小学生の女の子が子ザル1匹に追いかけられたということです。
当時、電柱にいた子ザルを見つけた女の子が驚いて声を上げたところ、子ザルは電柱から降り、逃げる親子を20メートルほど追いかけてきたということです。
その後、母親が傘で威嚇したところ、子ザルはそのまま住宅街に立ち去ったということで、親子2人にけがはありませんでした。
■目撃情報、3日続く…
山口市小郡新町では、今月26日から3日続けて子ザルが目撃されています。
今月26日の午後5時ごろには、子ザル1匹が歩いて帰宅中の小学生の女の子に後方から近づき、左足首付近を触ったほか、今月27日の午後5時および5時半ごろには、子ザル1匹が2回にわたり、散歩中の60代女性の左足に飛びついてきたということです。
いずれも子ザル1匹で、夕方の時間帯に子供や女性に接触していました。
■現場付近では過去にも…
現場付近では、2022年にもサルが出没し、計66人が重軽傷を負う事態が発生していました。(サルはすでに捕獲)
警察は、パトカーによる付近の警戒や関係機関との連携を行っていて、サルを見かけた場合は、以下の4つに気を付けるよう呼びかけています。①近づかない②餌をやらない、食べ物を見せない③刺激しない④家の中に入られないようにする