夏休みが終わり、週明けから新学期という学校やすでに始まった学校が多いと思います。来週からの学校が憂鬱だこの1週間学校に足が向かなかった、そんなお子さんもいるのではないでしょうか。
「学校に行きたくない…」そんな気持ちと子どもたちはどう向き合い保護者はどう接すればいいのか取材しました。
周南市で子どもの不登校に悩む保護者のための茶話会が開かれました。
開催したのは不登校支援などを行うNPO法人まなびデザインラボ、教育関係者や子どもの発達支援の専門家も相談相手として参加しました。
理事の小松範之さんによると長期休暇が終わるころには不登校に関する相談が増えるといいます。
新学期がスタートすると休みの間の生活習慣の乱れや友人関係へのストレスから不登校が増えるといわれています。
小松さんは学校に行きたくないと感じた時はまずは保護者に「行きたくない」と素直に伝えてほしいと話します。
(小松範之さん)
「行きたくないと思ったら行きたくないと親御さんに正直に言った方がいいと思うそれを言えずにいるとぎりぎりまで我慢すると心で思っていることが体に出てくるようになる夜寝られなくなったりご飯食べられなくなったり」
「言われた方のお父さんお母さんはどうしたらいいのというと地域で支援している人たちがお父さんお母さんと相談して決めるので 逆に学校に行ってみようかなと思うようになったらそれはそれでお父さんお母さんに言ってくれればいいだけなので」
他にも、学校に行きたくないというサインとして「おなかが痛い」「頭がいたい」と子どもが体の症状で訴えてくることもあるため保護者にはそういった言動も気に留めてほしいといいます。
(小松範之さん)
「どきっとすると思うんですよね『学校に行きたくない』とかって言われたら、最初に「行きたくないんだね」と言ってあげて、そのあと、もし本人が話すようだったら話を聞いてあげて何も言わないようだったらそっとしといてあげるそして親御さんだけで別の専門家に相談にしてもらうと話が進む」
小松さんは、民間が運営するフリースクールや自治体が運営する支援事業など幅広い「居場所」の選択肢があることも知ってほしいと話していました。
茶話会は、月に1回、定期的に開催されています。次回は9月下旬を予定しているということです。
また、まなびデザインラボが運営するフリースクール「まなポート」ではホームページの問い合わせフォームから不登校に関する相談も受け付けているということです。