環境アセスメントの手続きが進む山口県内3つの風力発電計画を許認可しないよう求める要望書を8つの団体が県に提出しました。
提出したのは下関市の粟野地区振興協議会など県内8つの団体で、県環境政策課の担当者に要望書を手渡しました。
「粟野川水系のほとんど全部、ここ(白滝山)に集結している。大変貴重な水源なんです」
県内では3つの風力発電計画が環境アセスメントの手続き中で下関市と長門市にまたがる地域に最大18基。
周南、岩国それに島根県境をまたぐ地域に33基。
そして、阿武町に13基の風力発電が計画されています。
いずれの計画の実施区域にも水源確保といった目的で一定の伐採制限などがある「「保安林」が含まれています。
要望した8団体は「水源となっている山の環境汚染とわずかな電力を引き換えにはできない」などと訴え、県に対し、事業者への同意や許認可をしないよう求めました。
(粟野地区振興協議会会長 峰岡偉津夫さん)
「巨大な環境破壊、しかも深刻なことをやらないで欲しい。それが我々の願い」
県の担当者は「知事をはじめ、事業者に対し、みなさんの声を届ける」と回答しました。
この記事の動画はこちらから再生できます