発生すれば大きな被害が予想される南海トラフ巨大地震。
地震に対して地域で備えてもらおうと山口県柳井市で防災イベントが開かれました。
防災イベントには、市民らおよそ100人が参加し、災害・防災を専門とする山口大学の三浦房紀名誉教授が南海トラフ巨大地震がもたらす被害について説明しました。
このイベントはコープやまぐちと日本赤十字社山口県支部が連携して、県の防災力向上に取り組むプロジェクトの一環です。
プロジェクト1回目の会場となった柳井市では、南海トラフ巨大地震が起きたとき最大震度6弱の揺れを観測する可能性があり、震源が近いと、緊急地震速報から30~40秒ほどで揺れ始めることが予想されています。
(三浦房紀名誉教授)
「数十秒ありますのでその数十秒の間にとにかく身の安全を守る行動をする、これによって誰もケガをしなくて済みます。一番キーポイントは緊急地震速報を必ず聞けるようにしておく。」
講演の後には、日本赤十字社が転倒・落下する可能性がある家具への対策など自宅でできる防災について説明しました。
防災イベントは今後、県内各地で開いていきたいとしています。
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