県の行財政改革として一時、市町への移管や廃止などが検討されていた11の県有施設について県は1施設を廃止、2施設を市に移管する基本方針をまとめました。
廃止の方針となったのは美祢市の秋吉台青少年自然の家で、1971年の建設以降老朽化が進み、コロナ禍を経て利用者が急減していました。
また、市に移管するのは下関市の豊田湖ビジターセンターと萩市の須佐湾ビジターセンターです。
いずれも、市が管理するキャンプ場に隣接し、実質的には「管理棟」の役目をはたしていて、これまで市が無償で指定管理者となっていました。
これらはきょう、県庁で開かれた会議で、行財政改革の方針案として示されたものです。
(平屋副知事)
「11施設のうち8つについては 新しい活用方策を視野に、資産として有効活用しようとまずは考える」
「中長期的な視点で管理・運用することが今回の改革で大きな意味がある」
秋吉台国際芸術村ややまぐちフラワーランドなど移管も廃止もしない8施設については来年度末に指定管理期間を一斉に迎えることから年度内に更なる利活用方法を検討するとしています。
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