下関市豊田町ではクマによって空き家が荒らされたとみられる事案があり、地元では不安が広がっています。
今月8日の午前中、下関市豊田町でシカの駆除にあたっていた猟友会の人たちが空き家の壁が壊されているのに気づきました。
現在は補修されていますが、こちらがその時に撮影された写真です。
(橋村会長 )
「泥棒にしてはおかしいなと思って、見たらハチがブンブン飛びよったから」
「床がはぐれていたけーこれクマやろうけー中におるかもやからイヌを回したけどイヌは吠えんやったけー中におらんやったけど」
取材に訪れた際も換気口の近くでは、ハチが飛び回っていました。
クマは、この床下に作られたハチの巣・はちみつを狙って空き家に侵入したとみられます。
(橋村会長 )
「蜜が匂って換気口の中にあるのが分かったけど換気口が破れなかったので壁を破ったという事でしょう」
「これは危ないと思って」「はちみつを半分くらい食べていた」「私の推測では100キロ近くあるのではないか」
近くには、住宅もあり住民は不安を隠せません。
(地元の人)
「夜は怖いですから犬がいるからあれですけとで戸締りはよくしてから寝てます」
市も、侵入したのはクマの可能性が高いとして看板を設置したり、こども園や小・中学校などに注意を呼び掛けたりしたという事です。
豊田町内では、今年6月に道路を横断するクマの目撃情報が2件あったという事です。
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