●きょう16日(月・祝)、県内は観測史上最も遅い猛暑日の記録を更新
●連休明けのあす17日(火)も夏空・猛暑・一部で夕立 県内の最遅の猛暑日記録はさらに更新へ
●週末頃はまとまった雨の予想 ここで猛暑はようやく一段落へ
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3連休も猛暑が続いた県内…きょう16日(月・祝)も最高気温35度以上の地点が続出し、2年前に下松と広瀬で記録した、県内の観測史上最も遅い猛暑日の記録が塗り替えられたほか、安下庄は観測史上初となる9月の猛暑日を観測しました。
さらに山口市内では、今年45日目の猛暑日…これも年間最多記録を更新中です。
週末、奄美地方を通過した台風13号は大陸に進むとともに、県内付近は、また一段と夏の高気圧が強まりつつあることで、猛暑にさらに拍車がかかる状況となっています。
連休明けのあす17日(火)も、空模様は引き続き、晴れたり曇ったりの真夏の空で、局地的には夕立もありますが、最高気温35度以上の所もあり、県内の最も遅い猛暑日の記録は、さらに更新されていきそうです。
また、夜は中秋の名月、十五夜です。多少空に雲は浮かぶものの、月はしっかり顔を出しそうですが、夜も気温が30度近い所が多いなど、まだまだ厳しい蒸し暑さ…水分補給なども心がけながら、名月をお楽しみください。
猛暑はどこまで続くのか、そのカギを握りそうなのが、昨夜、発生した台風14号です。
今後、13号の後を追うように今週中頃に南西諸島方面を通過し、その後、大陸方面に進む予想ですが、
この台風に伴って南から流れ込む湿った空気とともに、北から秋雨前線が南下することで、今週末頃は、少々まとまった雨の可能性があり、この雨により、ようやく猛暑はおさまりそうな気配が見えてきました。
猛暑は、もう少々の辛抱…引き続き、体調管理には十分気を付けて過ごしていきましょう。
連休明けのあす17日(火)も、まだまだ記録的ともいえる厳しい残暑…朝の気温で30度近くの所があるほか、日中は33~34度くらいから、山口と広瀬は35度に届く猛暑日を見込んでいて、昼も夜も体力を奪う続ける暑さが続きそうです。空模様は晴れたり曇ったり。午後は山間部中心に一部、夕立への注意も必要です。
水曜日、木曜日も真夏さながらの日ざしと記録的ともいえる残暑が続きそうですが、金曜日から湿った空気や秋雨前線の影響で天気がぐずつき始め、今度の3連休は土曜日、日曜日中心に、やや雨の量がまとまるおそれがあります。この雨により、ようやく猛烈すぎる暑さは解消してくる見通しです。
ただし、台風や前線の動向によっては、雨の降り方が心配な雰囲気になる可能性もあるため、今後も最新の予報には気を付けながら、秋雨シーズンへの心構えも高めておいて頂ければ、と思います。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)