●山口県は来週初めまで晴れ間多く 昼間は厳しい残暑も続く
●日本の南で台風に発達見込みの熱帯低気圧が次々発生中
●来週後半は熱帯低気圧が西日本に影響の可能性も
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日本の南から本州南岸付近には、熱帯低気圧に変わった元台風16号や、湿った空気の流れ込みに伴う活発な雲が所々に広がっています。このあと特に関東南部中心に、大雨や少々激しい突風のおそれがあり、関東方面への交通の乱れなどの影響が広がる心配もあります。出張などでの遠出のお出かけの予定がある方は、交通情報に十分ご注意下さい。
一方で県内付近は、少し薄雲はあるものの、晴れ間の多い穏やかな天気となっています。
県内は、きょう27日(金)は多少薄雲が広がる時間もありますが、全般には日ざし十分の一日。雨の心配はほぼなく、洗濯日和が続きそうです。
日ざしが届くとともに昼間は一気に暑さが厳しくなり、山口市内では最高気温34度と昼間の暑さは真夏並みです。その他の各地も広く真夏日を見込んでいます。この気温変化に合わせて調節しやすい服装選びや、昼間は熱中症への対策なども、しっかり行って頂きたいと思います。
ところで、日本の南では熱帯低気圧が渋滞しているような状況で、そのうち2つの熱帯低気圧が、今後、台風に発達する見通しとなってきました。
特に沖縄の南の熱帯低気圧は、10月初め頃、暴風域を伴う勢力で沖縄近海に進む予想で、その後、さらに西日本方面への影響も心配な予測を示すデータもあります。10月に入っても、まだまだ台風シーズンが続く、と心得ておき、今後の気象情報には留意して頂きたいと思います。
県内は、今週末の土曜日、日曜日、さらに来週前半の10月に入る頃までは、晴れたり曇ったりの落ち着いた天気が続きそうです。日ざしがしっかり届くほど、まだまだ残暑も厳しく、最高気温30度以上の真夏日も続きます。
ただし来週後半は、曇りや雨のスッキリしない天気となり、熱帯低気圧の影響を受ける可能性もあるため、今後の最新情報など、十分お気を付けください。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)