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JR美祢線の復旧は?鉄道以外の復旧も…代行バス増便の調査・実証事業はじまる

KRY山口放送 2024年10月1日 11時58分

鉄道以外での復旧の可能性についても検討されているJR美祢線で1日から、代行バスを増便する調査・実証事業が始まりました。

調査・実証事業では1日19便運行していた代行バスについて10便増便し増便分は、主要駅に停車する「快速」となります。(厚狭、美祢、於福、長門湯本、長門市)

厚狭と長門市駅間の「快速」の所要時間は通常の代行バスと比べて81分から69分へと短縮、鉄道だった場合との比較でも5分程度の差ということです。

(利用者は)

「今まで窮屈だったが(増便によって)ばらばらに分かれることでスペースが広くなってありがたい」

(JR美祢線利用促進協議会事務局 森山彰太さん)

「便数が少ないので利用できないという声もあったので少しでも利用のニーズに応えられると思っている」

JR美祢線は去年7月の大雨で甚大な被害を受け全線で運休が続いています。

沿線の3市とJRなどは「復旧検討部会」を設置、鉄道による復旧と鉄道以外の復旧の可能性について協議を進めていて、今回の代行バス増便はその検討材料のひとつとなります。

今後は利用客や沿線住民にアンケートやインタビューを行い、公共交通に求めるニーズを分析・整理するとしています。

調査・実証事業は来年3月21日まで行われることになっています。

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