●10月初日のきょう1日(火) 県内6か所で10月の観測史上最高…という記録更新の暑さに
●あす2日(水)から前線南下で天気ぐずつく日々で 雨により気温上昇鈍い…服装注意
●大型で猛烈な勢力に発達した台風18号は 台湾直撃後は東シナ海で勢力を弱めつつ動きが鈍い&複雑に
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0月が始まりましたが、まだまだ厳しい残暑は止まらず…県内では、1日(火)は6地点で「10月の観測史上最高」という記録更新の暑さになりました。
異例の暑さで始まった10月…天気図の上では17号、18号と2つの台風が発生している一方、北から前線や低気圧も南下中で、前線の北側には秋の空気も。夏と秋がひしめき合う状況です。台風17号は、今後、日本の東海上に進む予想ですが、台風18号と、北からの前線が、今後の県内の空模様に影響します。
大型で猛烈な勢力に発達した台風18号は、このあと台湾を横切ったあと、勢力を落としながら東シナ海で進路が複雑になってきそうです。なかなか上空の風に乗れず、台風自体が県内に向かってくる可能性は低くなってきましたが、
県内は北から南下する前線により、あす2日(水)から、しばらく雨が降ったり止んだりの天気に。また、前線は南からの台風の湿った空気を受け止めて活動もやや活発となり、特に、あさって3日(木)頃は、まとまった雨の可能性もあります。
そして、雨とともに要注意なのが、気温の上昇が鈍くなることです。特に、水~木曜日と最高気温で22~23度くらいにとどまる所が多くなりそうです。これまで異例の暑さからの激しい気温のギャップで体調を崩さないように、秋物の服装への衣替えなど、しっかりお願いします。
あす2日(水)は午前9時前後から広く雨が降り出し、そのまま昼頃~夜にかけても降ったり止んだりで、本降りの時間も多くなりそうです。朝の気温は20度前後ですが、日中にかけて、2~3度くらいしか気温は上がっていかず、むしろ雨が降り始めると気温が下がる所もある見込みです。これまでの異例の暑さから一転、昼間も秋物の服が活躍するヒンヤリ空気が続きます。服装選びに気を付けて、風邪をひかないように心がけて過ごしましょう。
木~金曜日と雨は強弱を繰り返しながら続き、昼間でも空気は少しヒンヤリした状態が続くでしょう。週末も少々雨が残る心配はありますが、雨が止む時間も次第に多くなる、と見込んでいます。しかし雨が降らなければ、また蒸し暑さも戻ってきそうです。来週の初めも、また天気がぐずつきやすい、とみられ、次にしっかり晴れるのは来週後半以降、と見込んでいます。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)