●大陸生まれの高気圧に覆われ 安定した秋晴れが週末にかけては続く
●晴天が続く間は 朝と昼との激しい寒暖差には注意
●土曜日の朝は 山間部は気温1桁となる所も
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きょう10月10日は、1964年に東京オリンピックが開幕した日…このオリンピックの開幕を晴れの天気で迎えるために、過去のデータから、晴れやすい日、10月10日を選び出した、という逸話もあり、晴れやすい日「晴れの特異日」であることが、広く知られています。
この晴れの特異日は現代にかけても続いており、下関における30年間の天気出現率を見ると、10月10日は晴れる確率が79%で、その前後の日と比べても高いことが分かります。
また、晴天率75%以上と高確率で晴れやすい日は、この先10月中旬、下旬、11月初めにも度々あります。10月10日は、その晴天に恵まれやすい季節の始まりである、とも言えます。
きょう10日(木)は、この晴れの特異日通りに、秋本番の陽気に恵まれました。
そして今後も県内は、しばらくは大陸生まれの高気圧に覆われて、安定した秋晴れが、今週末の日曜日頃までは続く、とみられます。
3連休最終日の月曜日は高気圧が東に去っていき、連休明けは天気が下り坂になっていく見通しです。
目先、しばらく晴天続きですが、よく晴れるほど、朝と昼との激しい寒暖差には注意が必要です。
特に、朝晩は放射冷却の影響で、ここ数日は今シーズン一番の冷え込みの所が多くなり、土曜日には山間部・徳佐は1桁の気温となる可能性もあります。調節しやすい服装選びなどを心がけ、秋本番をしっかり堪能できるよう、健康第一で過ごしていきましょう。
あす11日(金)の県内は、穏やかな秋晴れの一日。朝は多くの所で気温が15度を下回り、今シーズン一番の冷え込みの所も出てきそうですが、日中の気温は日ざしとともに26~27度くらいまで上がる所も。激しい寒暖差に合わせて服装で上手に調節を行っていきましょう。
3連休のスタート、土曜日は、朝の一段と強い冷え込みから始まりそうです。土~日曜日も秋晴れが続きますが、昼間は少し汗ばむくらいの気温にもなり、朝と昼との寒暖差にはいっそうの注意が必要です。
月曜日の祝日は雲が増え、連休明けにかけて天気が崩れる見込み。来週は周期的に雨、晴れを繰り返す天気変化で、若干蒸し暑さが戻ることもあるでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)