周南市文化振興財団は17日、巨額の使途不明金に関与したとされる元職員2人を相手取り賠償を求める民事裁判を提訴しました。
提訴されたのは周南市文化振興財団の元職員で、現在、刑事裁判が進行中の元職員2人です。
この問題は、周南市文化振興財団から1億円を超える使途不明金が見つかったものです。
文化振興財団の調査では、一人が財団の金庫などから現金を横領。
それに気づいたもう一人が金融機関の残高証明書を偽造するなどし隠ぺいを図ったことが分かっています。
ことし8月に調査結果を公表した際に財団は損害賠償を求める方針を明らかにしていて、17日、2人を相手取り1億6788万円あまりの賠償を求める民事裁判を山口地裁周南支部に提訴しました。
提訴にあたり財団は「引き続き、捜査に協力するとともに被害金の回収に努める」とコメントしています。