●湿った空気流入しやすい気圧配置…あす18日(金)にかけて曇りがちの空も空気ムシムシ
●土曜日は前線通過で一時強雨のほか激しい突風も 場合により警報級の荒天も心配
●前線通過後は一気に肌寒く…激しい気温変化にも注意
==========
きょう17日(木)の県内は、午前中は日ざし十分の陽気で、季節外れの汗ばむ暑さにもなりましたが、午後は次第に雲が厚みを増し、どんよりとした空になってきました。高気圧が徐々に東に遠ざかり、県内には南からの湿った空気に伴う雲が、広がってきているためで、今夜にかけては九州や四国に広がる雨雲が少し県内にも流れ込んで、にわか雨となる可能性もあります。
今夜は、今年最も月と地球との距離が最も近く、普段より少し大きく見える満月「スーパームーン」が空に昇ってきているはずですが、分厚い雲に阻まれて、スーパームーンを見るのはちょっと難しそうです。
あす18日(金)も、南からの湿った空気の流れ込みが続きます。空模様は、おおむね曇り空で、雨は降ってもにわか雨程度ですが、10月後半にしては異例のムシムシした空気が続きそうです。
天気が大きく動くのが今週末です。
土曜日は日本付近を前線が通過し、この前線通過の時に強い雨のほか、初めは南寄り、その後、北寄りの少々激しい突風のおそれも。特に日本海側の海上では、風の吹き方によっては暴風、波浪の警報が出る可能性もある、荒れた天気に注意警戒も必要です。
週末は屋外のイベントが行われる予定の所も多くなっていますが、くれぐれも安全第一の心構えをしっかりとお願いします。
その後、日曜日には天気は回復も、北風により流れ込む冷たい空気で一気に肌寒くなります。厚手の上着の用意など、激しい気温変化にも備えて下さい。
あす18日(金)は一日、おおむね曇り空となりそうですが、午前中は少し空が明るくなるタイミングもありそうです。一方で夜ほど、瀬戸内側を中心ににわか雨の可能性もあります。
日ざしは控えめですが気温は高めで、朝から20度以上の所もあり、日中は30度に迫る所もあって、10月後半でも、まだ少しムシムシ、ジメジメした空気に包まれます。
19日(土)は前線通過により、朝から日中にかけて一時的に強い雨や、少々強い突風の心配もあります。屋外のイベントなど、安全第一の心がけをお願いします。また、雨を境に、一気に気温急降下…上着なども活躍するヒンヤリ空気に包まれてくるでしょう。日曜日はおおむね晴れそうですが、来週半ばにかけて再び下り坂、と、天気はこの先も小刻みに変わりそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)