周南市の徳山動物園に展示され長年親しまれてきたSLが、リニューアル事業の一環として修繕されることになりました。
22日、大型クレーンで車体を吊り上げ移動させる作業が始まりました。
「徳山動物園の来園者を迎えるデゴイチの395号機です。搬出に向けた準備作業が行われています。」
徳山動物園のエントランス脇に設置されているD51形蒸気機関車、通称・デゴイチ。
1971年・昭和46年に当時の国鉄から無償貸与され、ここに展示されてきました。
しかし、全体にサビが目立ち腐食もひどくなってきたため、徳山動物園のリニューアル事業の一環として1989年以来、35年ぶりに全面的に修繕されることになりました。
この日は午前8時から車両を上下に分割したのち、大型クレーンで吊り上げ、移動させる作業を開始したんですが…。
サビや腐食のため部品がなかなか外れず、車体を上下に分ける作業が難航。
朝の作業開始から9時間たった午後5時過ぎ、この日のクレーン吊り上げ作業は断念。
翌朝からに持ち越されることになりました。
(周南市・文化スポーツ観光部 動物園リニューアル推進室 岡本知也さん)「岩徳線を走ってたっていうところがありますので、あの当時の姿を彷彿させるような当時の優美な姿と言いますかそういったところを極力再現していきたいなというところで今考えてます。」
デゴイチの修繕作業は今年度中に終わる予定で、現在の場所を駅のプラットホーム風に改装し、展示することになっています。