●あす23日(水)朝にかけて前線通過で県内は雨が降りやすい
●雨上がりからは冷たい西~北寄りの風で空気冷たさ増す 夜は朝より冷える
●あさって24日(木)が今週の寒さの底 その後は再び季節の歩みは足踏み
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きょう22日(火)の県内は夜明け前から日本海側中心に雨が降り始め、日中は瀬戸内側も含めて広く本降りとなり、時折、雷も伴いながら傘を差しても足元が濡れるほど強く雨が降る時間もありました。夕方になり、少々雨雲が途切れがちとなってきていますが、まだ、対馬海峡に広がる雨雲が、このあと県内を通過していきます。
あす23日(水)にかけて低気圧が日本海を北東方向に進み、低気圧から伸びる前線が朝にかけて県内を通過する見込みです。
県内の雨は、このあと今夜、そして、あす23日(水)夜明け前から朝のうちにかけて続きそうです。日中は前線は通り過ぎますが、雨上がりから西から北寄りの風がやや強く吹き、天気は持ち直すものの、空気の冷たさが増してきます。
山口市内を例に、予想される気温変化をみていくと、日中、晴れ間が出ることで、気温は23度くらいとなりそうですが、夜にかけては一気に、朝より冷え込みが強まっていきます。この気温変化に合わせて、上着の準備をしておくなど、調節しやすい服装選びを心がけて頂きたいと思います。
あす23日(水)朝まではぐずつく天気ですが、昼前までに雨は止み、午後は次第に晴れ間も多くなる見込み。ただし雨上がりから吹く冷たい風により、日中は、あまり気温は上がっていかず、夜にかけてはグッと冷え込んでいきますので、気温急降下を見越して、適切な服装選びを心がけていきましょう。
ところで、きょう23日(水)午前3時に、フィリピンの東で熱帯低気圧が台風20号に発達してきました。今後、南シナ海へと進み、県内に直接影響することはありませんが、この台風発生によって、今週後半は、また日本付近では南から少し夏の空気が少し盛り返してくる見通しです。
県内は、あさって24日(木)の朝は、一段と冷え込みが強まりそうです。しかし、その後は、また季節の歩みは少々足踏み状態で、最高気温は25~26度くらいで「夏日」が続く日々となる見込み。また、木曜日は秋晴れですが、その後は日本の南から北上する前線の影響で、また次第に雲が増え、週末は日曜日を中心に少々雨が心配な、スッキリしない天気となるでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)