●今夜～あす24日(木)朝は冷え込み強まる 寝冷えなど注意
●あす24日(木)日中は日ざしとともに心地よい陽気に
●今週末～来週前半は秋雨のような状況に…南の夏の空気が次第に勢力を強め 日本付近に前線が横たわる
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きょう23日(水)の山口県は、日中はじわじわ晴れ間が出てきたものの、大陸からの冷たい空気が流れ込み、気温はほぼ横ばいで経過。そして日が暮れるにつれて、朝よりも空気は冷えつつあります。
今夜は、さらに雲は減り、スッキリ晴れてくることで、地面の熱が上空にどんどん逃げる、放射冷却の影響が強まる見込みで、あす24日(木)朝にかけてグッと冷え込み、山間部は最低気温が1桁になる所もあります。今夜は寝冷えしないよう、身体を冷やしすぎないよう十分気を付けて、おやすみ下さい。
ただ、この冷え込みで季節は一気に前進、という感じでもないようです。
今、フィリピン近海に大型の台風20号の雲が広がり、この台風により、また日本の南で夏の空気の勢力が少し盛り返しつつあります。
台風は、このあと西へと進み、日本への直接の影響はないものの…
日本付近では南の夏の空気と北の秋の空気との間で、だんだん前線の雲が横たわり始め、10月終わりが近い、この時期で、秋の長雨のような状況が少々長く続きそうな見通しです。
そのぶん、あす24日(木)の晴天は、かなり貴重なものにもなります。お洗濯、お布団干しなど大事に日ざしをご活用ください。
あす24日(木)県内は晴天の一日ですが、朝と昼との激しい寒暖差に注意…朝はグッと冷え込む所が多くなりますが、日中の気温は25度に達する夏日となる所もあります。朝は上着が必要でも、昼間は上着を脱ぎたくなるような陽気になるでしょう。
25日(金)は、朝のうちは晴れていても日中は徐々に雲が目立つ空に。そして週末～来週前半にかけては、日本付近に横たわる前線の影響で曇りや雨のスッキリしない天気が続く、秋雨のシーズンのような空模様となりそうです。県内では大雨となる可能性は低い、とみていますが、南の空気が入ることで、天気がぐずついても、しばらく極端な冷え込みはなく、季節の歩みは、また足踏み状態となるでしょう。
（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）