山口県内でもクマの目撃情報や人身被害が相次いでいることを受け、県はクマの管理対策強化を目的とした研修会を開きました。
研修会に参加したのは各自治体の担当者や警察、クマレンジャー隊員などおよそ80人です。
研究会では県内のクマ出没状況が説明された他、箱わなを使ったクマの捕獲方法や追い払い方法を訓練しました。
飛ばしているのはロケット花火、クマはロケット花火などの大きな音を聞くとその場所には近寄ってきにくくなるそうです。
参加者は、ロケット花火を狙った場所に打つことができる発射機の作り方や、爆竹の効果的な使い方などを学んでいました。
県内では9月に岩国市本郷町で70代の男性が、今月は周南市夜市地区で40代の男性がクマに襲われ重傷を負いました。
クマによる人身被害が1年間で2件起こったのは初めてで、今年度、今月21日までに報告されたクマの目撃情報は571件と過去最高であった昨年度の444件をすでに大きく上回っています。
(宇部市の 猟友会)
「クマに出会ったときの対処方法や追い払う方法を具体的に教えてもらえたので良かった。学んだことや理解したことをみんなで共有して今後のクマ対策に役立てたい」
県はクマを人の生活圏に寄せ付けないようにエサとなる柿やクリなどを早めに収穫することや、特に早朝や夜に1人で出歩くときは鈴やラジオなど音がなるものを携帯するように呼びかけています。
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