美祢市はことし1月、2億3000万円あまりにのぼる市内の公共下水道の浄化センター建設工事について、議会の議決を経ずに協定を締結していたと発表しました。
協定は美祢市公共下水道秋吉広谷浄化センターの建設工事の委託に関するもので金額は2億3400万円です。
美祢市では、地方自治法などの規定により予定価格が1億5000万円以上の工事、または製造の請負協定を結ぶ場合は議会の議決が必要ですが、市上下水道局では議会にはかることなくことし1月に協定を締結していました。
今回の事案は、美祢市で議決を経ずに財産取得が行われた事案を受けて行った調査の結果明らかになったものです。
上下水道局では「委託であれば議決は必要ないと思っていて認識を誤っていた。」と説明しています。
美祢市では「今後、同様の事案が発生しないよう、適正な事務手続きのための法令理解と遵守、内部統制制度の整備と運用に着手し組織をあげて再発防止に努めます」としています。
締結された協定は9月定例市議会に追認を求める議案が提出され、承認されています。